2012年03月06日

明日の株新聞




株価指数は外部要因軟化で前営業日に引き続き後場一段安に。引き続き全体観
が弱まる流れとなった本日の株式相場ですが、ひとまず節目意識で持ち直した
ことで、物色も橋梁株などに向かっており、物色対象を探る意識が確認できま
す。

日経平均株価は続落。5日移動平均線(9708.77円)に乗り直せず、1日や前営
業日に下値を支えていた節目9700円を割り込むとともに下値を探ってきました。
ただ、日中で下げ止まった本日安値も9602.84円と節目意識が見られており、こ
れもSQ週独特の動きとも言えます。

さて、前営業日配信版では「円高で後場下押し 明日も下値を探るか?」と題
していました。

株価指数に関しては「このまま円高が進めばひとまず下値を探っていくことと
なるでしょう。本日で攻防の見られた節目9700円を軸に、上値推移となる本日
高値9792.14円、5日線近辺、下値抵抗を見せた1日安値9666.02円との位置関
係を見極めたいところ」と記していたと思います。

中国の成長目標の鈍化、豪ドル下落から影響を強く受ける市況関連には厳しい
流れとなり、円もジリ高基調に。株価指数は下値抵抗を下抜けました。投資戦
略としては、後場の下押しを考慮した投資手法「株式トレード ギャップハン
ター」の活用を挙げていましたが、とくに後場からのギャップダウンの期待さ
れた市況関連を中心に同戦略を手掛けられた方も多かったのではないでしょう
か。

さて、当欄で取り上げてきている「物色対象を探る意識」として、3月のイベ
ントとして「会社四季報などの実態アプローチ、配当・優待など株式還元、出
遅れ・需給妙味」をポイントに挙げていました。

四季報速報では、指数軟化で目立たないなかでも三越伊勢丹<3099>が堅調。値
上がり上位のセクターは、本日も紙パルプ、電気ガス、医薬品らディフェンシ
ブセクターですし、さらに日本橋梁<5912>など低位の橋梁テーマ物色は需給妙
味そのものでしょう。

そして、ついにエルピーダ<6665>も出来高最上位から陥落。資金の流れに影響
を与えていた同社株のボリューム低下は循環物色へのプラス要因となります。
より「会社四季報などの実態アプローチ、配当・優待など株式還元、出遅れ・
需給妙味」のポイントに着目した物色が継続するのではないでしょうか。

投資戦略としては、全体観で後場の下押しに備えた投資手法と個別観では3つ
のポイントを押さえた物色対象との併用が望ましいでしょう。日経平均株価の
位置関係では、本日で下値を支えた節目9600円を軸に、上値推移となる本日高
値9732.89円、上値抵抗として機能し始めている5日線近辺を見ていくスタンス
となります。





posted by ラッシュ at 20:36| Comment(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月26日

株価上昇の背景にある金融緩和とは何か?



日本を含めて世界の株式市場にマネーが流れ込んでいる。日経平均株価は直近
1カ月で約15%の大幅な上昇をみせているほか、ダウ平均株価は約3年9カ月
ぶりの高値を更新。ナスダック指数に至っては、約11年ぶりの高値を更新して
いる。

株高の背景にあるのは、世界的な金融緩和の流れ。1月25日に開催された米連
邦公開市場委員会(FOMC)の声明文で、米連邦準備制度理事会(FRB)
は、これまで2013年半ばまでとしていた超低金利政策を2014年終盤まで継続す
ると発表した。

さらに、2月14日には日銀が金融政策決定会合において、国債の買い入れ枠を
これまでの55兆円から65兆円程度へ拡大するという、追加の金融緩和を発表。
同時に、当面1%の物価上昇を目標とするインフレターゲットを導入し、それ
が展望できるまで金融緩和策を継続する、と表明している。

そして、18日には中国でも中央銀行である中国人民銀行が、商業銀行の預金準
備率を50ベーシスポイント(50bp)引き下げると発表した。1月の消費者物価
指数が前年同月比+4.5%と6カ月ぶりに加速していたことで、市場では緩和は
もう少し先になるとの見方が多かったようだが、今回予想よりも早いタイミン
グでの実施となったことで、世界的な緩和の流れが一層強まった。

このように世界的な金融緩和の流れが強まってきたことで、市場では過剰流動
性相場のを意識する声が多く聞こえてくるようになった。特に、依然として期
待感が強い、米国のQE3(量的緩和の第3弾)が実施されれば、株式市場の
みならず、様々な市場に投資資金が流れ込むことになるだろう。


───────────────────────────────────
 ■〜 過剰流動性相場は株価にどのような結果をもたらすのか? 〜■
───────────────────────────────────

過剰流動性相場とは、簡単に言えば「金融緩和によって適正以上の通貨が市場
に溢れ、余った資金が株式市場を含めたあらゆるマーケットに流れ込む」とい
うことになる。

単純だが、株価というのは「買われれば上がる」。これはファンダメンタルや
テクニカル以前の話だ。そして、過剰流動性によって市場に溢れ出た(ジャブ
ジャブになった)資金は、必ず何かに投資される。

つまり、現在の株式市場の上昇というのは、この過剰流動性相場を期待した買
いが流入しているということであり、今後の株式市場がどれほど上昇するのか
は、世界の金融緩和がどれほどの規模になって、いつまで継続するのかという
ことから考える必要がある、ということだ。

もちろん、これらは世界の政府や中央銀行が決定することであって、予測する
ことは難しいが、前回の過剰流動性相場が発生した約1年半前の株式市場を参
考にして考えてみたいと思う。


まずは以下のチャートをご覧いただきたい。
http://www.kabutomato.jp/lp/images/120224/a.html


2009年3月から米国で実施されていた量的緩和の第1弾(QE1)が2010年3
月に終了し、株式市場は下落トレンドが続いていた。

こうした中で、世界では徐々に金融緩和の流れが強まり、2010年9月頃から株
式市場は反転上昇。そして、日銀は10月5日に約4年3カ月ぶりとなる実質的
なゼロ金利政策の導入を発表した。さらに、2010年11月に米国でQE2(量的
緩和の第2弾)が始まると、株式市場は中期的な上昇トレンド入りとなる。

このときの日経平均株価は2010年9月の8800円から2011年2月の10800円まで、
2000円(22.7%)の上昇となった。

現在のマーケットでは世界的な金融緩和によって、過剰流動性相場が強く意識
され、前述のように米国ではQE3(量的緩和の第3弾)を期待する声が聞か
れていることからも、2010年11月のQE2前後の株式市場に近い状態だと考え
られる。

そこで、2010年9月からの上昇率を現在の株式市場に当てはめてみると、年初
の安値8400円をスタートとして考えれば、高値は10300円となる。もしもそう
なれば、ちょうど昨年3月に発生した東日本第震災時の窓を埋める格好になる。

しかし、短絡的に考えてはいけない。注目すべきポイントは、前回8800円から
10800円までの上昇に要した期間は半年であり、株式投資の不変的な法則とし
て、どんな相場も一本調子で上昇することはない、ということである。





タグ:金融緩和
posted by ラッシュ at 09:32| Comment(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月15日

今日の東京市場から

昨晩の米国市場は下げ渋り。ムーディーズの欧州各国格下げが相場を冷やした
ものの、終盤にかけてギリシャが緊縮財政政策に取り組むとの観測が伝わり、
急速に下げ幅を縮めています。

格付け会社ムーディーズがイタリアやスペイン、ポルトガルなどユーロ圏の6
カ国を格下げし、ユーロ圏財務相会合も先送りされたことでリスク退避の流れ
が強まったほか、日銀の追加金融緩和でドルが上昇したことも相場を押し下げ
る格好に。

ただ、取引終盤にギリシャの新民主主義党党首が緊縮策遂行を約束する書簡を
金融機関に提出するとの報道が伝わり、ギリシャの緊縮財政政策に対する実施
期待感から見直し買いを誘い、株価指数は急速に下げ幅を縮めました。

ダウ構成銘柄では、金融関連のバンカメ、JPモルガンが安く、デュポン、ア
ルコア、GE、ウォルト・ディズニーらが下落したものの、HP、ボーイング、
ウォルマート、コカコーラなどが買われています。

ダウ平均株価は、4.24ドル高の12,878.28ドル。ナスダック総合指数終値は0.4
4ポイント高の2,931.83ポイントで取引を終えました。

為替相場では、日銀の追加金融緩和効果が海外時間帯にわたって続き、米国時
間帯終盤からはユーロも買い直される動きに。東京時間帯早朝では、1ドル78
円台半ば、1ユーロ103円台前半の円安水準で取引されています。

東京株式市場では、為替相場の円安進展や米国市場の終盤の下げ渋りを好感し
た買いが先行。日経平均株価は9108円の続伸スタートに。

寄り付き後は、連日の上値追いで投資家心理も強気に傾いており、日経平均株
価は10月末高値9152.39円を目指す動きに。前場終盤に高値突破を果たすと、売
り方の買い戻しを巻き込んで上値追いを強めました。

追加金融緩和効果の継続や中国要人の欧州支援発言、時間外取引の米指数先物
上昇など、外部要因の好転も加わり、後場はさらに上げ幅を拡大。日経平均株
価は一時9300円台を回復するなど、活況を呈しています。

日経平均株価終値は、208.27円高の9,260.34円。東証1部の売買代金は概算で
1兆6689億円。東証1部の売買高は概算で29億218万株。値上がり銘柄は1149(
68%)に対し値下がりは390(23%)、変わらずは130(7%)となりました。
posted by ラッシュ at 21:16| Comment(2) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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