2011年09月27日

マネックス証券 欧州の混乱〜一旦は落ち着く展開も〜

◆市況概況◆

昨日の米国市場は大幅続伸。欧州金融安定基金(EFSF)の機能強化に関する欧
州中央銀行(ECB)の要人発言などを受け欧州各国が協調し問題解決に向け前
進するとの期待が台頭、市場に安心感が広がりました。ダウ平均は前週末の終
値に比べ272ドル高(+2.5%)と約1カ月ぶりの大幅上昇を演じ、3日ぶりに
11,000ドルの大台を回復しました。

本日の日本株市場は3日ぶりに反発。米国株高を受けて買い先行で始まりまし
た。日経平均は122円高で寄り付いた後も買いが途切れず堅調地合いを保ち、
8,500円の大台回復後もじり高となりました。午後に入ると一段と上昇幅を広
げる昨日とは正反対の展開。アジア株式市場が軒並み大幅反発していることも
追い風となりました。日経平均の上昇幅は230円を超え、昨日の下げ幅を埋め
戻しました。日経平均の終値は8,609円と8,600円の大台を回復して高値引け、
震災直後の3月15日の終値8,605円を上回りました。

欧州金融安定基金拡充の観測が流れるなか欧州債務危機に対する過度な不安が
一時的に後退、昨日売り込まれた主力銘柄が買い戻されました。本日は9月末
の権利付き最終売買日。9月中間期末をにらんで機関投資家からの売りが手控
えられるなか配当や優待を狙った買いが相場を支えた面もありました。そうし
たなか個別では東京電力(9501)、ソフトバンク(9984)などが大商いで下げ
止まりません。ディーエヌエー(2432)も大幅安となりました。業種別値上が
り率トップはゴム。天然ゴム相場の下落がコスト減につながることが好感され
ました。

本日は大幅反発となりましたが、昨日までの下げでリーマンショック後の安値
を更新する銘柄が続出するなか値ごろ感から買い戻されたといった感じです。
いずれにせよ今週後半に控える欧州での政策イベントの結果と欧米の株式市場
動向を確認しないうちは本格的な底打ち認識は早計と思われます。短期的な材
料としては今晩の米国で消費者信頼感指数の発表があります。金融市場混乱の
影響が消費者心理にどの程度反映されるか注目したいところです。

マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆



posted by ラッシュ at 23:18| Comment(0) | マネックスメール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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