2012年05月18日

証券ディーラー「プロの視点」

〜 明日の株新聞 〜
節目攻防をこなして見直しの広がった前営業日から、海外時間帯で一気にリス
ク退避の流れを強め、一転して大きく売り直された本日の株式相場ですが、昨
日にも紹介していたように、前営業日の買いには相場の反転期待だけでなく、
外部要因の改善を先取りしていた面もあり、その結果外部要因の影響を強く受
ける中核銘柄や株価指数の下げが目立ち、反転失敗による失望感からの売り圧
力が強まった格好でしょうか。

日経平均株価は大幅反落。前場で節目8700円を割り込むと、後場では節目8600
円に到達しました。結果的に5日移動平均線(8832.73円)に跳ね返された格好
となるものの、引け味からは引き続き節目意識の高さが垣間見えます。

もう一方の株価指数でもあるTOPIXでは、年初来安値722.85ポイントに迫
る本日安値722.96ポイントを形成しました。ほぼ年初からの上げ幅を削った格
好となっています。

さて、前営業日配信版では「相場は戻り試すも復調先取り 狙い目は好業績銘
柄」と題していました。

前営業日の株価指数は下値切り上げ、ローソク足の陽線転換を確認していたも
のの、5日移動平均線奪回は果たせず。日中の取引時間帯では時間外取引の米
指数先物でダウ平均が60ドル前後の上昇を確認していたことで「外部要因の改
善先取りや、ひとまず売られ過ぎた中核銘柄を中心に戻りを試している段階で、
まだ本格的な反転局面の到来と見るのはやや早計でしょうか」としたように、
改善期待のあった外部要因が軟化して折り返した結果、失望感からの投げ売り
を招いています。

とはいえ、前述したように節目意識の残る株価指数からは、直近と同じく下げ
止まりを待ちながら、売り圧力となっている「外部要因の落ち着き待ち」の参
加者心理も感じられるところ。再び株価指数の下値切り上げ、ローソク足の陽
線転換、5日移動平均線奪回などのチャート良化、相場における見直し意欲の
高まりを確認する状況でしょうか。

さて、投資戦略では、選別物色で資金シフトの見込まれる「好業績銘柄への打
診買い」を推していましたが、電話会員情報での目標株価達成を紹介したコナ
カ<7494>は続伸。難地合いのなかでも最高益更新見通しの好業績で且つ株価指
標面で評価余地のある割安株として物色が継続しています。

やはり今の厳しい相場に臨むうえでのポイントとしては、一気にポジションを
増やすのではなく、資金に余裕を持っての「打診買い」や「買い下がり」など、
保守的なスタンスで「難地合いを乗り切る」ことを意識すべきでしょう。

物色対象も実態面で裏付けのある好業績銘柄、さらに下値余地の限られる割安
株など「売り圧力の少ない対象」を候補とすれば、自ずと選別物色による資金
シフトを取り込めるのではないでしょうか。

昨日にも紹介したように、難地合いでも「買い下がり」の効く好業績銘柄を軸
に置きながら、指数反発からのチャート良化確認とともにリバウンドの見込め
る下げ過ぎ銘柄にも「打診買い」を入れていきたいところ。もちろん「下げ過
ぎ銘柄」に関しては、本日果たせなかった上値抵抗となっている指数の5日線
奪回までエントリーを引きつけても構いません。
posted by ラッシュ at 22:25| Comment(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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