2012年02月26日

株価上昇の背景にある金融緩和とは何か?



日本を含めて世界の株式市場にマネーが流れ込んでいる。日経平均株価は直近
1カ月で約15%の大幅な上昇をみせているほか、ダウ平均株価は約3年9カ月
ぶりの高値を更新。ナスダック指数に至っては、約11年ぶりの高値を更新して
いる。

株高の背景にあるのは、世界的な金融緩和の流れ。1月25日に開催された米連
邦公開市場委員会(FOMC)の声明文で、米連邦準備制度理事会(FRB)
は、これまで2013年半ばまでとしていた超低金利政策を2014年終盤まで継続す
ると発表した。

さらに、2月14日には日銀が金融政策決定会合において、国債の買い入れ枠を
これまでの55兆円から65兆円程度へ拡大するという、追加の金融緩和を発表。
同時に、当面1%の物価上昇を目標とするインフレターゲットを導入し、それ
が展望できるまで金融緩和策を継続する、と表明している。

そして、18日には中国でも中央銀行である中国人民銀行が、商業銀行の預金準
備率を50ベーシスポイント(50bp)引き下げると発表した。1月の消費者物価
指数が前年同月比+4.5%と6カ月ぶりに加速していたことで、市場では緩和は
もう少し先になるとの見方が多かったようだが、今回予想よりも早いタイミン
グでの実施となったことで、世界的な緩和の流れが一層強まった。

このように世界的な金融緩和の流れが強まってきたことで、市場では過剰流動
性相場のを意識する声が多く聞こえてくるようになった。特に、依然として期
待感が強い、米国のQE3(量的緩和の第3弾)が実施されれば、株式市場の
みならず、様々な市場に投資資金が流れ込むことになるだろう。


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 ■〜 過剰流動性相場は株価にどのような結果をもたらすのか? 〜■
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過剰流動性相場とは、簡単に言えば「金融緩和によって適正以上の通貨が市場
に溢れ、余った資金が株式市場を含めたあらゆるマーケットに流れ込む」とい
うことになる。

単純だが、株価というのは「買われれば上がる」。これはファンダメンタルや
テクニカル以前の話だ。そして、過剰流動性によって市場に溢れ出た(ジャブ
ジャブになった)資金は、必ず何かに投資される。

つまり、現在の株式市場の上昇というのは、この過剰流動性相場を期待した買
いが流入しているということであり、今後の株式市場がどれほど上昇するのか
は、世界の金融緩和がどれほどの規模になって、いつまで継続するのかという
ことから考える必要がある、ということだ。

もちろん、これらは世界の政府や中央銀行が決定することであって、予測する
ことは難しいが、前回の過剰流動性相場が発生した約1年半前の株式市場を参
考にして考えてみたいと思う。


まずは以下のチャートをご覧いただきたい。
http://www.kabutomato.jp/lp/images/120224/a.html


2009年3月から米国で実施されていた量的緩和の第1弾(QE1)が2010年3
月に終了し、株式市場は下落トレンドが続いていた。

こうした中で、世界では徐々に金融緩和の流れが強まり、2010年9月頃から株
式市場は反転上昇。そして、日銀は10月5日に約4年3カ月ぶりとなる実質的
なゼロ金利政策の導入を発表した。さらに、2010年11月に米国でQE2(量的
緩和の第2弾)が始まると、株式市場は中期的な上昇トレンド入りとなる。

このときの日経平均株価は2010年9月の8800円から2011年2月の10800円まで、
2000円(22.7%)の上昇となった。

現在のマーケットでは世界的な金融緩和によって、過剰流動性相場が強く意識
され、前述のように米国ではQE3(量的緩和の第3弾)を期待する声が聞か
れていることからも、2010年11月のQE2前後の株式市場に近い状態だと考え
られる。

そこで、2010年9月からの上昇率を現在の株式市場に当てはめてみると、年初
の安値8400円をスタートとして考えれば、高値は10300円となる。もしもそう
なれば、ちょうど昨年3月に発生した東日本第震災時の窓を埋める格好になる。

しかし、短絡的に考えてはいけない。注目すべきポイントは、前回8800円から
10800円までの上昇に要した期間は半年であり、株式投資の不変的な法則とし
て、どんな相場も一本調子で上昇することはない、ということである。





タグ:金融緩和
posted by ラッシュ at 09:32| Comment(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月19日

ギリシャの暴動(明日はわが身)

今日は日曜と言う事もあって、相場もお休み
状況ですし、相場がどうかではなくて、ちょっと
大事な話をしようと思います。

今月13日にギリシャ議会は、欧州連合(EU)・
国際通貨基金(IMF)からの第2次支援を得るために
必要な財政緊縮関連法案を可決した。


という事で、その支援受け入れの
条件となっている3つの条件


1、2012年の歳出の国内総生産(GDP)比1.5%削減
2、最低賃金の22%引き下げ、
3、公務員1万5000人の削減

をこれから実施する事になりました。


14日の“松下誠のゆったり投資道”メルマガにおいて
もその事については紹介させて頂きましたが、その事で、


=====13日、ロイター=========

 議会外のシンタグマ広場では、若者が石や火炎ビンを投げ、
武装警官は催涙ガスで応酬。首都アテネ市内では抗議行動が
先鋭化し、店舗や銀行などが放火され略奪行為も見られた。

警察によると火災は34カ所に及び、店舗150カ所で略奪があった。
 報道によると、観光客の多いコルフ島やクレタ島、北部の都市
テッサロニキなどにも抗議行動による混乱が広がっている。

=====13日、ロイター=========


という状況が起きているという事をお伝えしました。

ニュースの報道として上がっているのがこれだけ、
というだけで、報告に上がっていないものを
含めると実際は、もっと多く、もっと深刻な状況
だとは思います。


私がこの事で、今日お伝えしたかったのは、
まずは下記のフォトギャラリーです。

http://jp.reuters.com/news/pictures/rpSlideshows?articleId=JPRTR2XS5C#a=1


ロイターニュースから配信されているものですが、
ギリシャの実際の惨状が映されています。


若者が石や火炎ビンを投げ、武装警官は催涙ガスで応酬。

首都アテネ市内では抗議行動が先鋭化し、店舗や銀行などが
放火され略奪行為も見られた。


と言う言葉を文章で見るのと、実際の写真で
見るのとではまるで深刻度合いが違います。


GDPの約7割を観光に頼っているギリシャにおいて、
一体誰が旅行に行こうと思うのか、というほどの悲惨な
状況ですので、経済も完全に麻痺してしまうでしょう。


そういう意味ではユーロの今後の見通しを立てて行く上でも
(環境認識)見て実態を知っておいた方がいい内容です。

(※ 注意としては、この写真もあくまでもギリシャの
一面だけを映し出したものである、という認識は持っておく
必要があります。)



そして、もう1つお伝えしておきたい事は、
そんな中、日本は、3年連続で国家予算は90兆円超え
は確実であり、ついには100兆円に迫る勢いで、

多くの専門家は、「ギリシャの惨状は、明日はわが身の
可能性は十分ある”と言っている事です。


専門家の言っている事を鵜呑みにする必要はない、
とは思います。

ただし実態として、新規国債発行額は44兆2440億円
(見通し)という事で、半分は借金であるということで、
消費税増税がどうか、とかのレベルではとうになく、
もう日本は借金を返せる状態ではとっくの昔にない、


行き着くところまでいけば、ギリシャと同じ運命を
たどる可能性は高い状況にある、と言うことです。


すでに専門家でなければ判断できない、とか
そういうレベルの話ではなくて、もはや誰の目にも
明らか、と言う状況です。


ただ分からないのはその時期であり、
そういう点では、日本の財政問題に関する情報には、
常にアンテナを張っておいた方がいいとは思います。


多くの人は、日本で生活を送っている限りどうする
事もできないから、“まな板の鯉”ではないですが、
なすがまま、その時期が来るのをずっと待つしかない、

と思っているかもしれませんが、
あなたはどうでしょうか?


私はそうは思っていません。

なぜなら、日本の財政破綻はもはや止める事が
出来なくても、自分の生活、家族の生活だけなら
守る事ができるからです。


暴動状態にあるギリシャにおいて、今、本当に困って
いる人は、生活を送る糧を失った人だけです。

(あるいは、先々失う事が確定している公務員の人達)


もし、投資で利益を上げる技術を持っていて、
ギリシャ国内でも暴動がほとんどおきていない安全な
地域で生活をしていたら、、、生活を守れます。


そして、実際にそういう人はいるはずです。
(ギリシャ首都のアテネだから、暴動がひどいだけで、
全国で暴動が起きているわけではないはず)


日本が財政破綻に陥って、デフォルトした場合、
日本円の価値は大きく下がってしまう事になるでしょう。


一方で、投資で利益を上げる技術があって、米ドルや
豪ドル、カナダドル、ユーロと言った外貨を保有して
いたらどうでしょうか?


ダメージはもちろんありますが、
資産価値を守る事が出来ます。


生活の糧(収入の糧)も守られているため
(投資技術は身につけてしまえば、奪われる事はない)
使ってしまって無くなってしまう事もありません。


日本が財政破綻した時、あるいは今のギリシャの流れ
によってユーロという通貨が破綻して、リーマンショック
のようなパニックが再び起きたとしても、

いくらかの外貨と、投資力さえ身につけられていれば、
生活を守る事は十分出来るということです。


自分の外の何かに自分の人生をコントロールされるのか、
自分自身で自分の人生をコントロールするのか、


それは自分が何を選択し、どういうスキルを
身に着けていくか?

にかかっています。


ギリシャの写真を見て、今の日本の政治を見て、
リスクを感じるなら、ぜひ行動を開始しましょう。

相場が良い状態の時も、悪い状態のときも利益を
上げ続ける事が出来る技術、相場の世界で利益を上げる
4つの売買戦略について学ぶ事が出来るのは、

野川徹のトレーダー養成講座




posted by ラッシュ at 16:19| Comment(0) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月15日

今日の東京市場から

昨晩の米国市場は下げ渋り。ムーディーズの欧州各国格下げが相場を冷やした
ものの、終盤にかけてギリシャが緊縮財政政策に取り組むとの観測が伝わり、
急速に下げ幅を縮めています。

格付け会社ムーディーズがイタリアやスペイン、ポルトガルなどユーロ圏の6
カ国を格下げし、ユーロ圏財務相会合も先送りされたことでリスク退避の流れ
が強まったほか、日銀の追加金融緩和でドルが上昇したことも相場を押し下げ
る格好に。

ただ、取引終盤にギリシャの新民主主義党党首が緊縮策遂行を約束する書簡を
金融機関に提出するとの報道が伝わり、ギリシャの緊縮財政政策に対する実施
期待感から見直し買いを誘い、株価指数は急速に下げ幅を縮めました。

ダウ構成銘柄では、金融関連のバンカメ、JPモルガンが安く、デュポン、ア
ルコア、GE、ウォルト・ディズニーらが下落したものの、HP、ボーイング、
ウォルマート、コカコーラなどが買われています。

ダウ平均株価は、4.24ドル高の12,878.28ドル。ナスダック総合指数終値は0.4
4ポイント高の2,931.83ポイントで取引を終えました。

為替相場では、日銀の追加金融緩和効果が海外時間帯にわたって続き、米国時
間帯終盤からはユーロも買い直される動きに。東京時間帯早朝では、1ドル78
円台半ば、1ユーロ103円台前半の円安水準で取引されています。

東京株式市場では、為替相場の円安進展や米国市場の終盤の下げ渋りを好感し
た買いが先行。日経平均株価は9108円の続伸スタートに。

寄り付き後は、連日の上値追いで投資家心理も強気に傾いており、日経平均株
価は10月末高値9152.39円を目指す動きに。前場終盤に高値突破を果たすと、売
り方の買い戻しを巻き込んで上値追いを強めました。

追加金融緩和効果の継続や中国要人の欧州支援発言、時間外取引の米指数先物
上昇など、外部要因の好転も加わり、後場はさらに上げ幅を拡大。日経平均株
価は一時9300円台を回復するなど、活況を呈しています。

日経平均株価終値は、208.27円高の9,260.34円。東証1部の売買代金は概算で
1兆6689億円。東証1部の売買高は概算で29億218万株。値上がり銘柄は1149(
68%)に対し値下がりは390(23%)、変わらずは130(7%)となりました。
posted by ラッシュ at 21:16| Comment(2) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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