2011年12月06日

オリンパスの売り場 広木隆のストラテジーレポート

このレポートはマネックス証券から緊急配信されたものです。

このブログをご覧の投資家のみなさんへ情報を共有します。

(以下引用)

こんにちは、マネックス証券です。当社チーフ・ストラテジストの広木 隆がレポートを更新しています。


本日午前の東京株式市場でオリンパス株(7733)は大幅に続伸して始まり、一時は前日比164円(15%)高の1,255円まで買われた。
同社の第三者委員会が飛ばし問題について調査報告書をまとめ午後3時に発表する方針と伝わった。報告書がまとまったことで14日を期限とする四半期報告書提出に目処が立ったとの見方が優勢になり、上場維持の可能性をにらんだ買いが膨らんでいるものと思われる。

確かに期限内の決算発表・四半期報告書の提出は上場維持のための必要条件であるが、十分条件ではない。日本経済新聞の報道によれば、報告書は同社の損失額が最大で1300億円超にまで膨らんでいたと算定。1990年代に抱えた含み損の「飛ばし」を1999年から開始したとされる。歴代の2社長が「飛ばし」を了承していたことを報告書は認定しているという。

現段階で第三者委員会の調査報告書の詳細は明らかになっていないが、報道の通りだとすれば、これは巨額で長期に亘る組織ぐるみの損失隠し、重大な有価証券報告書虚偽記載となる可能性がある。東証の上場廃止基準は、「虚偽記載の影響が重大な場合」としている。数値としての基準はないが、金額や期間に加え、悪質性がポイントとなる。過去の例からみても上場廃止となる可能性は低くないと考える。<中略>

上場維持か廃止かの是非を審査する東証の判断を待つしかないが、投資家としてとるべき対応について提案したい。
1. 現在、制度信用では空売り禁止となっているので当社では空売りはできない。あくまでも現在、オリンパス株を保有しているお客様向けの提案である。

2. 上場維持か廃止か、ふたつにひとつの審判が間もなく下される。相場は上場維持を期待してこれまで6連騰。11月につけた最安値(460円)からは2.6倍になっている。仮に上場維持の結果が得られても材料出尽くしで更なる上値余地がどれほどあるだろうか。粉飾疑惑が浮上してから急落した分の1/3超(フィボナッチの38.2%)戻しを達成している。目先、「いいところ」ではないか。

3. 万が一、上場廃止の決定が下れば株価の行方は言うまでも無い。





問題は期待値の大きさである。 アップサイド・シナリオ(上場維持)とダウンサイド・シナリオ(上場廃止)の二つのケースがどちらも可能性としてあり得る場合、その事象が起きた場合に予想されるリターンの大きさも掛け合わせて「期待値」を考えるべきだ。…
(「オリンパスの売り場 確率 X リターン = 期待値 」を読む)




レポートでは、同じ精密セクターの乗り換え銘柄もご紹介しています。皆さまの投資判断の一助となれば幸いです。

広木 隆の「ストラテジーレポート」
タグ:オリンパス
posted by ラッシュ at 15:08| Comment(1) | マネックスメール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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