2011年09月15日

リーマン・ショック再来の恐れ??ギリシャ、デフォルト不可避

 ギリシャ財政危機が緊迫化している。欧州諸国の支援の足並みがそろわず、国債のデフォルト(債務不履行)が不可避の状況となってきた。最大の支援国のドイツは「秩序あるデフォルト」を主張し始めている。ギリシャのパパンドレウ首相は14日午後(日本時間15日未明)に、メルケル独首相、サルコジ仏大統領と電話会談を行うが、打開策は見えない。デフォルトに陥れば、ギリシャ国債を保有する欧州金融機関に巨額の損失が発生。金融システム危機へと連鎖し、ちょうど3年前の9月15日に起きたリーマン・ショックの再来となる恐れがある。

 電話会談の開催はギリシャ首相府が13日発表した。ギリシャは欧州連合(EU)やIMF(国際通貨基金)の支援によるデフォルト回避を取り付けたい意向とみられる。

 だが、ドイツはレスラー経済技術相が「秩序だったデフォルトの可能性を排除しない」と発言するなど安易な支援に否定的だ。ギリシャ救済に自国の税金が使われることに、世論の反発が強いためだ。

 発言を受け、市場は激しく動揺。ギリシャの1年物国債の利回りは一時117%という異常な数字に急上昇した。1年で元本が倍になる金利を付けても誰も買わない状況だ。デフォルトの損失を保証する保険商品「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」では、5年以内のデフォルト確率を「97%」と提示している。

 三菱総合研究所は「10月までの資金繰りは確保しているとみられるが、100%超の利回りが続けば、11月以降、資金調達ができずに行き詰まる可能性が否定できない」と分析する。

 こうした事態を受け、メルケル首相は13日、「最優先課題は制御できない支払い不能を回避することだ。そうなればギリシャだけの問題にとどまらず連鎖反応を引き起こす」と述べ、デフォルトを前提とした対策の検討を示唆した。

 ギリシャで無秩序なデフォルトが起きれば、同じ債務大国のイタリアやスペインの国債へと危機が連鎖。ギリシャなどの国債を大量に保有する欧州金融機関の経営も行き詰まる。欧州金融機関の破綻は、融資する米国や日本の金融機関へと伝(でん)播(ぱ)する。

 3年前の米投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻では、同じように危機が連鎖し、世界経済は大混乱に陥った。欧州発の危機再来を回避できるのか、瀬戸際を迎えている。
posted by ラッシュ at 05:44| Comment(0) | NEWS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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