2011年08月27日

フューチャーズ24・外国為替情報 来週の展望 2011年8月27日(土)

◇来週の展望(株式会社フィスコ提供)
▽ドル・円=「雇用環境の大幅悪化のおそれなく、ドルは下げ渋りか」
 来週のドル・円は、下げ渋る見通し。9月2日に発表される8月の米失業率は、7月と同じ9.1%と予想されているが、非農業部門の雇用者数は、前月比+10万人前後の増加となる見込み。雇用環境の大幅な改善は期待できないが、大幅に悪化するおそれは小さいとみられており、ドルを下支えする要因となる。
 可能性は低いが、日本政府・日銀による円売り介入が再び実施された場合、ドルは急騰する可能性がある。また、円売り介入を実施しない場合、ドル安・円高の進行を阻止するために、日本政府・日銀は、金融緩和などを含めて、さらなる措置を講じる可能性があり、投機的な円買いが大きく広がる可能性は低い。

 【円高対応緊急ファシリティー・1000億ドルの創設】
 急激な円高の進行に対応し、民間円資金の外貨への転換の促進による、為替相場の安定化を目指す。外為特会のドル資金を、国際協力銀行を経由して活用する。(日本企業による海外企業の買収、資源・エネルギーの確保などを促進することを意図しているものとみられる。)

 【日本国債格下げ】
 米ムーディーズ社は、債務増大懸念から、日本国債の格付けを「Aa2」から「Aa3」に引き下げた。格付け見通しは「安定的」だが、日本政府は歳出削減で、信頼できる計画を打ち出すことは難しいとの見方もあり、円売りが強まる可能性もある。

 【本邦通貨当局の円売り介入】
 日米協調による円売り介入の実施は期待されていないが、円相場が急騰する局面での日本単独の円売り介入の可能性は残されている。ただし、米国の超低金利政策は2013年半ば頃まで継続する可能性もあり、介入の効果については、懐疑的な見方もある。
 来週発表の主要経済指標のポイントは次の通りとなる。

○(日)7月鉱工業生産速報 −−− 31日(水)午前8時50分発表
 ・予想は前月比+1.5%、前年比−1.9%
 前月比ベースでは、6月から伸びが鈍化するも4ヶ月連続で上昇する見通し。電力不足への企業の対応が進んだことで、影響は最小限にとどまるとみられ、秋には震災前の水準に戻るとの見方が強い。ただ、海外経済の減速や円高などによる、輸出低迷が懸念されよう。

○(米)8月ADP全米雇用報告 −−− 31日(水)日本時間午後9時15分発表
 ・予想は10.3万人
 調査期間である8/12を含む週の新規失業保険申請件数は、41.2万件←7月42.2万件と改善。改定値ベースでは、8月6日終了週に4月2日終了週以来40万件を割り込んだ。4週間移動平均も5月から改善傾向。そのため、コンセンサスには上振れリスクがありそう。

○(米)8月シカゴ購買部協会景気指数 −−− 31日(水)日本時間午後10時45分発表
 ・予想は53.8
 同指標の7月内訳は、先行性のある「新規受注DI」が59.4←6月61.2と低下。「生産DI」も64.3←6月66.9と低下した。8月の各連銀指数は、カンザスシティで横ばいも、NY、フィラデルフィア、リッチモンドで縮小を示し、同指標も前月からの低下が予想される。

○(米)8月ISM製造業景気指数 −−− 1日(木)日本時間午後11時発表
 ・予想は48.5
 先行性のある同指標内訳の7月「新規受注DI」は49.2←5月51.6と低下し、09年6月以来となる縮小に転じた。8月の各地区連銀指数は、カンザスシティで横ばいも、NY、フィラデルフィア、リッチモンドで縮小。09年7月以来の縮小を示す可能性は高いだろう。

○(米)8月雇用統計 −−− 2日(金)日本時間午後9時30分発表
 ・予想は非農業部門雇用者数が9.5万人、失業率は9.1%
 調査期間の8/12を含む週の新規失業保険申請件数は41.2万件←7月42.2万件、失業保険受給総数は364.1万件←371.9万件と改善。雇用者数には上振れリスクがあろう。失業率は、回復の分岐点となる12万人の雇用を3ヶ月連続で下回り、改善は期待しづらい。
▽ユーロ
 【欧州金融機関の資金繰りに対する懸念残り、伸び悩みか】
 ユーロは伸び悩む可能性がある。欧米諸国の株高を期待して、ドルよりも金利の高いユーロ買いが、やや強まるとの見方もある。ただし、ユーロ圏の銀行は、ドルなどの資金調達が難しくなるとの懸念も残されている。ユーロ圏発の信用不安が拡大する可能性は否定できず、ユーロの上昇を阻む要因となる。
 ユーロ・円は、やや下げ渋る見通し。ドル・円相場がドル高・円安の方向に振れていること、格付け会社フィッチ社がドイツの最上級格付けを確認したことも、ユーロを下支えする要因となりそうだ。
▽英ポンド
 来週のポンド・円は、やや伸び悩む可能性がある。製造業の活動低下に対する警戒感が残されている事、景気後退への懸念から個人消費が伸び悩み、英中銀は金利引下げを含む金融緩和策を検討するとの思惑が浮上しており、対円での上値が重い展開が予想される。
 英国の雇用情勢は、英国の緊縮財政、ユーロ圏危機、世界的な景気減速などから悪化傾向にあり、消費者信頼感指数も悪化が予想されている。31日に発表される8月のGFK消費者信頼感調査では、7月との比較(−30)でマイナス幅がやや拡大する可能性もある。信頼感指数の低下はポンド売りの要因となる。
○発表予定予定の英主要経済指標・注目イベント
 ・8月31日:8月GFK消費者信頼感調査(予想:−33、7月−30)
 ・9月1日:8月PMI製造業(予想:48.5、7月49.1)
 ・9月2日:8月PMI建設業(予想52.5、7月53.5)
▽豪ドル
 来週は、豪ドルは下げ渋る見通し。米国の超低金利政策は2年程度続く可能性が高いとみられており、日銀も円高対策として追加の金融緩和を検討している。日米が金融緩和を推進した場合、株式・商品相場の上昇を促し、対円での豪ドル上昇につながる可能性もある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
 ・9月1日:7月小売売上高(前月比予想+0.3%、6月−0.1%)
▽NZドル
 来週は、NZドルは下げ渋る見通し。NZ準備銀行(中央銀行)の利上げ期待が再び高まる可能性は低いとみられているが、日米両国が金融緩和策を強化することによって、NZとの金利差は将来的に拡大することが予想される。世界各国の株式相場が下げ渋っていることも、NZドルの下支え要因になるとみられる。

○発表予定のNZ主要経済指標・注目イベント
 ・31日:8月NBNZ企業景況感(7月:47.6)
▽カナダドル
 来週は、カナダドルは伸び悩む見通し。米国景気が年末にかけて悪化するとの懸念が残されており、カナダ経済にも悪影響を与える可能性がある。カナダ中銀が年内に利下げを行うとの思惑は後退したが、原油などの商品相場の大幅上昇は困難と予想されており、カナダドルの上値は重くなる可能性がある。

○発表予定の加主要経済指標・注目イベント
 ・30日:4−6月期経常収支(予想:−138億カナダドル、1−3月期−89億カナダドル)
 ・31日:4−6月期国内総生産(前期比年率予想:0.0%、1−3月期+3.9%)
▽スイスフラン
 来週は、スイスフランの上値は重くなる見通し。スイス中央銀行は、スイスフラン高を阻止するために、ユーロ・スイスフラン相場をユーロ高・スイスフラン安の方向に誘導することを検討する可能性がある。ドル高・円安が一段と進行する可能性は低いと予想されていることも、対円でのスイスフラン上昇を抑制する要因となる。

○発表予定のスイス主要経済指標・注目イベント
 ・9月1日:4−6月期国内総生産(GDP)(1−3月期:前年比+2.4%)

(注)上記の展望は8月26日の夕方時点に作成されたものです。記載されているレートは当社のレートと異なる場合があります。

◇今週のニュース
○豪中銀総裁=最近の国際的出来事、インフレ圧力弱める可能性
 オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のスティーブンス総裁は26日、議会証言した。総裁は、欧米経済の先行き懸念を背景とした株式市場混乱など「最近の国際的な出来事による信頼感低下」が8月初め時点の見通しに比べ国内の需要を鈍らせることが予想されることなどと指摘、「インフレ上昇圧力を弱める可能性」があるとの認識を示した。こうした懸念は、数年続く恐れがあるとも述べた。
 同総裁は「不確実性の度合いが強まっている」と言明。ただ、「世界経済の成長見通しは半年前ほど強くないが、一部の悲観論ほどには必ずしも弱くない」とし、中国経済は「成長の若干の緩和が示唆されているが、なおもしっかりとしているようだ」と述べた。豪州経済は資源部門以外では豪ドル高に圧迫されている部門があり、家計の慎重姿勢も取り沙汰されているが、「慎重さの度合いを誇張しないことが重要だ」と強調した。
 消費者物価指数(CPI)については、7−9月期は3%を大きく上回るだろうとしながらも、その後は、洪水による物価への影響が薄れるにつれ、落ち着く公算が大きいと予想。インフレについて、注視しながらも「抑制下に置き続けることができる」との自信を示した。

○バーナンキFRB議長講演のポイント
 米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長はこの日、ワイオミング州ジャクソンホールで講演を行った。ポイントは以下の通り。なお、注目のQE3への(具体的な)言及は無かった。
・政策金利は現行の超低水準を今後2年間は継続する。
・9月に行われるFOMCは日程を2日間に延長し、追加金融緩和策を検討する。
・米景気の回復は依然として緩やかで、FRBの予想ペースより遅い。
・米金融部門は総じてより健全となり信用供与も増えたが、厳格化された面もある。
・消費価格の高騰や日本の震災によるサプライチェーン寸断の影響が後退するならば、成長は加速する。
・最近入手した「より長引く要因」が成長の足かせとなっている。
・住宅市場の低迷が消費や金融市場に悪影響を与えている。
・インフレは、2%かそれを下回るだろう。
・長期的な経済成長に対し、FRBの政策に出来る事は限られている。
・米国の財政再建に関しては、更なる取り組みが必要である。


◇今週の経済統計

・ 8月23日(火)  * 7月の米新築住宅販売件数(29.8万戸、事前予想は31万戸)
・ 8月24日(水)  * 7月のニュージーランド貿易収支
             (1.29億NZjの黒字、事前予想は1.50億NZjの赤字)
            * 8月のドイツIFO景況感指数(108.7、事前予想は111.2)
            * 7月の米耐久財受注(4.0%増加、事前予想は2.0%増加)
・ 8月25日(木)  * 今年第2四半期のニュージーランド小売売上高
             (0.9%増加、事前予想は0.6%増加)
            * 米週間新規失業保険申請件数(41.7万件、事前予想は40.5万件)
・ 8月26日(金)  * 今年第2四半期の米GDP改定値(1.0%上昇、事前予想は1.1%上昇)
            * 8月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・確定値(55.7、事前予想は56.0)

◇来週の経済統計発表予定

・ 8月29日(月)  * 7月の米個人所得(0.3%の増加予想、前月は0.1%増加)
            * 7月の米個人消費支出(0.4%の増加予想、前月は0.2%減少)
            * 英国市場休場(サマー・バンクホリデー)
・ 8月30日(火)  * 8月のユーロ圏景況感指数(101.0の予想、前月は112.9)
            * 6月のS&P/ケースシラー米住宅価格指数
             (5月の前月比は横ばい)
             (前年同月比は4.6%の下落予想、5月は4.5%下落)
            * 8月の米消費者信頼感指数(55.0の予想、前月は59.5)
            * 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(8月9日分)
・ 8月31日(水)  * 8月のユーロ圏消費者物価指数・速報値
             (前年比は2.5%の上昇予想、前月確定値は2.5%上昇)
            * 7月のユーロ圏失業率(9.9%の予想、前月は9.9%)
            * 8月の全米雇用報告(ADP)民間就業者数(前月は11.4万人増加)
            * 8月のシカゴ購買部協会景況指数(56.0の予想、前月は58.8)
・ 9月 1日(木)  * 8月の中国PMI(前月は50.7)
            * 7月のオーストラリア小売売上高(0.3%の増加予想、前月は0.1%減少)
            * 米週間新規失業保険申請件数(前週は41.7万件)
            * 8月の米ISM製造業景況指数(49.9の予想、前月は50.9)
            * 7月の米建設支出(0.2%の増加予想、前月は0.2%増加)
            * 欧州連合(EU)財務相会合
・ 9月 2日(金)  * 7月のユーロ圏卸売物価指数(0.5%の上昇予想、前月は横ばい)
            * 8月の米非農業部門雇用者数(10万人の増加予想、前月は11.7万人増加)
            * 8月の米失業率(9.1%の予想、前月は9.1%)

(注)上記の予定は予告なく変更される事があります。

◇IMMポジション(米CFTC報告)

(大口投機玉のみ掲載、8月23日現在)
ロング 前週比 ショート 前週比
円 60831 △ 1771 13692 △ 1980
ユーロ 47711 △ 617 45172 △ 4804
ポンド 40888 △ 4695 29927 ▼ 9362
豪ドル 50917 △ 9631 7343 ▼ 4220
カナダドル 23368 △ 215 14564 ▼ 4468

◇政策金利(%)
国名 政策金利 直近変更日 変更幅
ニュージーランド 2.50 11/03/10 -0.50
オーストラリア 4.75 10/11/02 +0.25
イギリス 0.50 09/03/05 -0.50
アメリカ 0.00-0.25 08/12/16 -1.00〜-0.75
カナダ 1.00 10/09/08 +0.25
南アフリカ 5.50 10/11/18 -0.50

国名 政策金利 直近変更日 変更幅
ユーロ圏 1.50 11/07/07 +0.25
スウェーデン 2.00 11/07/05 +0.25
ノルウェー 2.25 11/05/12 +0.25
スイス 0.00-0.25 11/08/03 -0.25
日本 0.00-0.10 10/10/04 -0.10〜0.00
中国 6.56 11/07/06 +0.25


posted by ラッシュ at 20:51| Comment(0) | FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【株】買い場が迫っている?

1週間ほど前に、この先2週間くらいの間は、
チャンス相場が到来するか?下落トレンドが継続するか?
トレンドを見極める時間帯だという事をお伝えしました。

現在は、、、と言うと、安値を切り下げ、まだトレンドが
転換しているという展開は起きていないようです。


来週、トレンドが転換するか?というのは分かりませんが、
注目の相場が続いているのは確かです。


来週以降にどういう相場を待てばいいのか?

7月21日に開催したウェブセミナー
“リーマンショックを超える暴落相場再来か?”

の中で、お伝えしていましたが、覚えていますでしょうか?



実は、この動画の中では、米国のデフォルト危機による
暴落相場の時に利益を上げて行く売買戦略についても
お伝えしていました。


今の株相場の値動きの中で、もしかしたら今年最後の
買い相場になるのではないか?というポイントを利益に
して行きたい方はご覧になっておいてください。

http://123direct.info/tracking/cr/2V3OtF7g/97296/4395598

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相場の本質を押さえて、トレンドを“視覚で捉えて”
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スタイルを自分のモノにしたい?

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posted by ラッシュ at 05:27| Comment(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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